SD295,SD345,SD390
3つの規格
岸鋼加工が業界屈指の技術ノウハウと生産力をもって提供する「TSKフープ」。
その材料や寸法など仕様をご案内いたします。
なお、TSKフープにはSD295とSD345とSD390の3つの規格をご用意しています。
TSKフープの材料
TSKフープの材料として、JIS G3112鉄筋コンクリート用棒鋼に規定されたもののうち、D10・D13・D16を母材として使用。それぞれをアプセットバット溶接しています。
種類の記号 | 機械的性質 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
JIS 記号 |
降伏点 (N/mm²) |
引張強さ (N/mm²) |
伸び (%) |
曲げ角度 | 内側半径 | |
SD295 | 295以上 | 440~600 | 16以上 | 90° | D16以下 | 公称直径の1.5倍 |
SD345 | 345~440 | 490以上 | 18以上 | 90° | D16以下 | 公称直径の1.5倍 |
SD390 | 390~510 | 560以上 | 16以上 | 90° | D16以下 | 公称直径の2.5倍 |
種類の記号 | 化学成分(%) | 呼び名・径 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
JIS 記号 |
C | Si | Mn | P | S | 炭素当量 | |
SD295 | - | - | - | 0.050 以下 |
0.050 以下 |
- | D10、D13、D16 |
SD345 | 0.27 以下 |
0.55 以下 |
1.60 以下 |
0.040 以下 |
0.040 以下 |
0.50 以下 |
D10、D13、D16 |
SD390 | 0.29 以下 |
0.55 以下 |
1.80 以下 |
0.040 以下 |
0.040 以下 |
0.55 以下 |
D10、D13、D16 |
TSKフープの溶接原理
TSKフープは、以下のような状態で圧力をかけ、溶接を行います。公称直径の1.5倍
TSKフープの用途
TSKフープは、建築はもちろん、土木などの用途にも幅広く使用されています。
柱、梁、杭、橋脚 等
TSKフープの寸法
- (1)フープの各部の寸法は、外寸とします。
- (2)各部の最大・最小寸法は、下表に示す通りです。
- (3)重量の算出は、テーブル計算によります。
- (4)製作できるのは閉鎖型のみとなります。フック等不可。
- (5)寸法表、形状例にない寸法・形状は、別途ご相談させていただきます。
単位:mm
径 | 矩形 | 円形 | |||
---|---|---|---|---|---|
最大 | 最小 | 最大 | 最小 | ||
(A+B)×2 | 短辺 (A) |
長辺 (B) |
D | D | |
D10 | 6,000以下 | 110 | 300 | 1,000 | 400 |
D13 | 8,000以下 | 110 | 400 | 1,300 | 400 |
D16 | 8,000以下 | 150 | 400 | 1,300 | 450 |
正方形の最小寸法 | ||
---|---|---|
D10 200×200以上 |
D13 250×250以上 |
D16 300×300以上 |
TSKフープの形状例
※円形フープに関しましては溶接部に一定の直線距離を必要といたします。詳しくは個別でご相談ください。